資格取得に価値は無いのか? 【私の回答】価値は有る。但し、留意点も有る。

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予てから「資格取得に意味があるのか。」「資格を取得しても意味は無い。」「資格取得には目標が無ければダメだ。」といったように、資格取得の価値論争が挙がることが有る。
その一例として、下記URLのYouTube動画のような見解を主張する人間もいる。
【辛口発言連発】なんのために資格の勉強してるの?笑(簿記、FP、TOEIC…) – YouTube
URL:https://www.youtube.com/watch?v=xTBRYWO1ePk&t=1s

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

では、「資格取得に価値は無いのか?」
これに対する私の回答は、一言で言うと「価値は有る。但し、留意点も有る。」である。
以下にその【価値】と【留意点】を詳述する。

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価値

○資格取得には大抵は資格試験に合格することが要求される。
 そして、その資格試験の試験範囲は、基本的にその資格分野の基本知識・応用知識を網羅し、
 体系立てられた内容になっている。
 そのため、「取得した資格の価値の有無」を度外視しても、資格取得のための机上学習を通じて
 「その資格分野全般の基本知識・応用知識」を習得することができる。
 「その資格分野全般の基本知識・応用知識」を資格取得のための学習ではなく、
 完全独学で習得しようとしても、「その分野ではどのような知識が必要か」といったことの
 把握がし難く、その分野で必要な基本知識を習得するのが困難になり易い。
○自身が相手に「□□□という資格を取得しています。」と説明すれば、
 相手には「この人は□□□の分野の一定の知識を保有している。
 その資格試験に合格できる学習能力が有る。」と理解してもらえる。
 例えば、「私は弁護士資格を取得しています。」と説明すれば、
 相手には「この人は法律の一定の知識を保有している。
 司法試験に合格できる高い学習能力が有る。」と理解してもらえる。
○その資格を取得していること自体で、資格がその人間に権威性を持たせる。

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留意点

●学歴において「高学歴だからといって仕事ができるとは限らない。」
 「甲さんは東京大学を失業しているのに■■ができない。」といったような学歴批判が有るように、
 資格においても「資格を取ったからといって仕事ができるとは限らない。」
 「甲さんは司法試験に合格しているのに法務の仕事ができない。」というように資格批判を
 する人間もいることに気を付け、上手く受け流す。
●資格取得をすれば、その試験勉強を通じて、その分野で必要な基本知識を習得できていることは
 間違いないが、その基本知識を実生活や仕事に有効活用するための実践力はまた別であることを
 肝に銘じて、「資格取得している自分は優れている。」と過度な慢心をしないこと。
●その他、前述の上記URLの動画のYouTuberの見解は基本的に私も同意するので、
 それら内容にも留意すること。

当論点に補足をすると、上記で学歴を例に出したように、「△△大学卒業」といった学歴や、「(IT分野の大規模会社の)??株式会社で5年勤務」といった職歴は、一種の「資格同等物」と捉えることができる。実際、資格試験の受験資格や仕事の求人への応募条件に「□□資格取得者」「大学卒業以上の学歴」「○○業務の5年以上の実務経験」といったものを挙げているものは多数有る。
こう見ると、「資格取得に価値は無い。」と断ずることはできない。

また、上記URLの動画のYouTuberも、その動画冒頭に「京都大学・京都大学院を卒業」「(世間一般で一流大規模企業と見られる)NTTドコモ(勤務という職歴)」を掲げて自身の高い能力の誇示と権威性を持たせることをした上で、自身のチャンネル名に「-エリート街道を捨ててみた-」というキャッチコピーを入れている。
このようなキャッチコピーは、世間一般で超優秀と解釈される「京都大学/大学院を卒業/修了」「NTTドコモ勤務歴」という「資格同等物」を取得しているこの方がエリート街道を捨てたからこそ活きるキャッチコピーで、この方は自身が取得した「資格同等物」を有効活用している、と分析することができる。
こうして上記URLの動画を見ると、このYouTuber自身が「資格(資格同等物)は有効活用すれば十分に価値が有る。」と体現している、とも解釈できるのだ。
それ故、「資格取得に価値は無いのか?」という問いに対する私の回答は、
一言で言うと「価値は有る。但し、上記のような留意点も有る。」なのである。

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補足

私は上記URLの動画のYouTuberには面識も敵意も無く、この投稿で批判する意図も批判する必要性も無い。そして、同動画とあと2件程度の動画を視聴したのみであるため、詳細は存じ上げない。
むしろ、一瞥した限りでは、「京都大学・京都大学院を卒業」「(世間一般で一流大規模企業と見られる)NTTドコモ(勤務という職歴)」をされてきた優れた能力と、個人で自立した活動をする行動力を(当然良い意味で)評価している。
ただ単純に、この論点に対する自身の見解の比較題材として目に付いたために拝借した。

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